セラピストゆうこです。
先日、尿管結石が再発して、あの尋常ではない痛みと闘った一日がありました。
ほとんど死ぬことのない激痛って、何の意味があるのかしら(笑)
なんにせよ、人よりも石が出来やすい体質のようで、食生活も普通の人と変わらないかむしろヘルシーなほうだと思うのですが、より一層、自分の腎臓さんに意識を向けて生活していこうと思います。
さてさて。
過去を後悔して生きている人は多いです。
わたしだって、あの時どうしてあんなことをしたのだろうと思うことはいくつもあります。
けれども、ここで、「過ぎたことは仕方がない」と思って前を向いてゆける人と、ずっとそこに囚われている人との違いってなんなのでしょうか。
取り返すことなんて出来ないのに、どうしてそこに留まるのでしょうか。
前に進もうとしても、過去への後悔が強すぎて、どうしても気持ちがそちらに向いてしまい、現実がうまく行かなくなる理由のひとつに、こんなことがあります。
それは、その過ちを犯す前に自分が自分史上最高の状態だと思っている場合。
あの輝きを取り戻したい、と強烈に思っているケースがあります。
過去の栄光というやつですね。
あの過ちさえ犯さなければ、私は輝いていたままだったはず
本当にそうでしょうか。
その輝きがエゴやおごりとなって、過ちを引き起こしたとしたら?
その輝きは本物ではなかったということにはならないでしょうか。
なんだかんだ言っても、絶対に変わらない法則は、
過去の積み重ねが現在。
現在の積み重ねが未来。
そこに多少の運、不運が働いて、いいも悪いも思った以上の結果が出ることもあります。
けれども、どうあがいても、今のあなたが暗黒時代だとしたら、間違いなく、過去のあなたに何か改善点があったはずなのです。
二度と同じ過ちを犯さない、と決めて前に進むためには、いくつか段階が必要です。
苦しいときは、今すぐなんとか楽になりたいと思ってしまいますが、それが強すぎるクライアントさんの傾向は「今日セッションして下さい。今すぐ話しを聞いて下さい」と強引で、ご予約が先になってしまうと平気でキャンセルをします。
1回でラクになる方法を探し、それを叶えてくれそうな人を探し、叶えてくれそうもないと思うと次をまた探す。
気持ちはわかりますが、長年の心の癖を改善するのに1日で、しかも2時間でなんとかしてもらおうというのは、私が神様でない限りは無理です。
そんな風に私は毅然と言います。
ある方は「ゆうこさんの正論が痛いです。そんな風に言わないで下さい」と泣きました。
「私があなたの友達で、ただ慰めて勇気づけてあげるだけの存在だとするならば、きっと私はあなたの友達をやめるでしょうね。だからこそ、プロとして接したいのです」とお伝えしました。
その言葉もその方を傷つけたかもしれません。
でも依存体質の方にはそこまで言わなければ、こちらが倒れてしまいます。
過去に強烈に囚われている人は、「あの輝いている自分を取り戻したい」を何度も繰り返し言いますが、私も繰り返し言います。
「どんなにその過去が輝いて見えたとしても、今あなたが一歩踏み出した未来のあなたの輝きは、その過去なんて比べものにならないくらい、素敵ですよ。」
そして、過去を癒やして手放し、今を癒やし、その先の未来が癒やされていく道を歩み始めるのを、私はじっと待っています。
どんなに素晴らしい過去も、どんなにどん底の過去も、すべて今のあなたを形作る礎。
であれば、今のあなたが作る未来の礎を、よりよいものにしていきませんか?